スグニ、アッタカクナルカラネ。

毎年11月から12月には、イルミネーションの現場管理の仕事で冷え込んだ深夜の現場に出ることが多いのだが、今年の作業は防寒着なしでもいいくらいに暖かい日も結構あった。

正直な話、僕は冬は苦手である。
人よりも体脂肪が極端に少ない僕は、寒さに弱く環境に順応できない。
たとえ家の中であっても、手足が死人のように冷たくなり、キーボードを入力するのが非常に辛い。
体も縮こまっているせいか、ちょっとしたことで首の筋を痛めてしまい2週間ぐらいは、文字通り首が回らなくなってしまうので、寒い時期はいつも最新の注意を払いながらの生活をしている。

しかしながら、この冬はこの異常なまでの暖冬のおかげで、いつもの冬よりは大分楽だ。

この暖かい冬は例年稀に見る「エルニーニョ現象」のせいだとニュースで解説していた。
よくエルニーニョは、地球温暖化と結びつけられての話も聞くが、実際のとこをエルニーニョ現象の原因そのものがはっきりしていないし、統計的にも地球が誕生して以来、周期的に発生しているようで、あたりまえの自然変動だとも考えられる。
未だに結論は出ていないが、個人的には、地球温暖化が、エルニーニョ現象にさらに大きな力を与えているように感じる。

自然の摂理か、人間の業か?

何れにしても、僕が子供の頃の気候と比べると、想像のできなかったような天候が多くなってきたのは間違いない。
夏の豪雨に竜巻しかり、雪のないゲレンデや、真冬の台風並みの低気圧。常識では考えられなかった天変地異が現実に起こり、そして増えている。
確かに、地球の気候はおかしくなってきているのだ。

真冬の現場でイルミネーションが木に巻かれていく様子を、寒いからといって、アイドリングして暖房を効かせた車から眺める。
タバコに火をつける。

こういう、一人一人の何気ない行為が案外エルニーニョの原因なのかもしれない。
本当は、山の猿たちのように身を寄せ合って、体を温めるのが自分にも、環境にもいいのかも知れない。
そのほうが、人の冷えきった心も少しだけあったかくなるかも知れない。
©BAKAORU

2016-01-01 | Posted in ILLUSTRATIONNo Comments » 

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