髪の長い友

先日、僕がまだ結婚する前に買ったパナソニックのヘアードライヤーが、突然動かなくなりました。

使い始めて23年。
四半世紀には、少し及びませんでしたが、手荒な扱いにもかかわらず、今までなんの不具合もなくよく動いていたものだと思います。

若い頃から、薄くなるぞと言われ続けていた僕の髪の毛を毎日乾かしてくれました。
多少なりとも本数が少なくなったとは言え、今日まで無事に髪が残っているのはこいつのお陰。

結婚してからは、赤ちゃんのお尻を洗った後の乾燥や、ノアのシャンプー後のケア、時にはペンキの乾燥からシールのノリ剥がしという本来の任務以外のことまで、いやがることなくこなしてくれました。
そして月日が経ち、最近は娘の登校前のツールとしても大活躍してくれていましたが、とうとう寿命が来たようです。

 

 

23年間愛用した94年型パナソニック製のドライヤー

ただ長年愛用してきたので、このまま何もせずに捨てるのも寂しい。

とりあえず分解し、埃などをブロアーなどで取り除き、おかしなところがないか覗いてみましたが、
ショートによる焦げ跡など原因となりそうな箇所はなく、素人なりにテスターで各所の通電状態を確認してみました。

テスターで測ってみると、どうも原因はリセッタブルヒューズ(ポリスイッチ)から先に電気がいってないみたい。
リセッタブルヒューズというのは、ある程度の温度まで上がると電気抵抗値が急激に大きくなり、電気を流しにくくする素子で、ヒューズと同じような役割をして過電流から本体を守る役割があります。その性質上、常温なら普通に電気を通すはずなのですが、ここから先で電圧を測ってみるとほとんど数値が出ていませんでした。

 
素子なので、壊れたりするようなことは考えにくいのですが、なにしろ23年です。
経年劣化で内部の結晶構造が高抵抗のまま凝固してしまうようなこともあるかもしれません。
(専門でないのでそんなことがあり得るかは分からないが・・)

 

部品を交換すれば復活すると思うのですが、流石にアキバまで行って同じような部品を探すのも大変だし、仮に部品があったとしても、素人の僕の修理では直る保証もない。
また、その時間と労力を考えると、残念ではありますが、なくなく廃棄処分とすることにしました。
まぁ、23年です。日に直すと8,400日ほど。
僕の人生のほぼ半分、毎朝使ってきたのですから、大往生でしょう。

 

たしか、当時の価格にして7,000円だったかと思います。
その頃は、ドライヤーごときにこの価格は、ちと高いなと思ったのを覚えています。
しかし、買って良かったよ。今までごくろうさま。
そして改めて、こんなに長く愛される製品を作ったパナソニックは素晴らしいと思います。
まさに「日本品質」。

 

家電業界は、台湾や中国の製品が当たり前になってしまっているが、ここまで長く使える製品だろうか?

むしろ家電製品というのは、適当な時期に壊れて買い換えてもらわないと利益がでないので、製品の耐久性などは二の次で目新しさをアピールするのが当たり前になっているような気もする。

東芝があんなことになってしまい、本田のF1エンジン技術もすっかり失われてしまったようだが、技術大国「日本」には、もう少し期待していたい。
そして、いつの日か、ネジが緩んで暴走しまくりの政治の世界を正すのは、日本製のAIだったりすると嬉しい。
なにしろ、日本の政治家ほど世の中で信用をおけないものはないのだから。

新たに購入したドライヤー。ドライヤーも20年以上の間にマイナスイオンが発生するようになった。Amazonで3000円ほど。
パナソニック ヘアードライヤー イオニティ 青調 EH-NE58-A

 

あ、新しくしたドライヤーも、もちろんパナソニック製品を選びました。

信用されると言うことは、世代を超えて繋がっていく事なのだと思います。

2017-05-01 | Posted in RAKUGAKI ESSAYNo Comments » 

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